技術進歩による年齢層の拡大

介護職に関しては、きつい、汚い、危険、あるいは賃金が低い、休みが少ない、夜勤がハードなど、否定的なイメージを持たれることが多いですが、実際のところはやりがいも多いと言えます。 ヘルパーの勤務に関してはシビアであっても、必ずしもやりがいがないということではありません。 実際に介護職に就いている方の大部分はやりがいを感じているため、介護の業務を継続できているのだと推測されます。
介護職の一番大きいメリットは、歳の影響を受けることなく勤務し続けられるということがあげられます。 高齢者介護については肉体的な負担がとても大きく、筋力的にも若年者に適した仕事だと思われることが多いですが、近頃では「ノーリフト巡励」といった、腰に負担がかかりにくく力を使わない介護テクニックが発展してきているため、中年層でも働きやすい環境になっています。
そして、介護リフトであったり介護ロボットといった研究開発も進んでいます。 こうした科学技術の導入、定着までにはもうしばらく時間が掛かりそうですが、介護の仕事が中高年には辛いものである、といった認識は無くなっていくのではないでしょうか。実際に、60代や70代のホームヘルパーも働き甲斐を感じて頑張っています。 今後は、現役を引退したあとに実利を兼ねてホームへルパー、あるいはケアマネジャーの仕事をしていくという方が増えてくるのではないでしょうか。 それだけ需要が高い仕事になってきています。